世界観の出来た経緯

世界観

既に公開したハープフィル諸島連合王国、及びその周辺の地理と歴史に関する設定は、
元々推理小説的なものが書きたいと思ったときにその背景として考えられたものでした。

身内に見せたところイギリスっぽいという感想を貰ったのですが、おそらくそれは
私の好きなシャーロックホームズの影響があったからでしょう。
ただ私自身はイギリスよりもイタリアをイメージして作ったつもりなのですが。
基本的に元ネタがあまりにもあからさまに見えてしまうのは、
私の好みではないので、モデルが分からないというのはまぁ想定通りです。

しかし周りのちょっとした設定を考えている間に、肝心のトリックを考える前に
推理小説を書きたいという欲求が消えてしまい、このとき作られた設定の多くは、
新たに作りたいと考えた戦術SLGのゲームに使おうとアレンジが加えられました。

五界説とか宗教関係はこのとき考えたものです。
ヴァンテージマスターというファルコムのゲームにハマっていた頃で、
似たようなゲームを作りたいと考えていました。
それに合わせて決闘術という新しい設定を考えたのですが、
そういえばこれはまだ書庫の方でも紹介したなかった気がします。
今度機会があればまた書いておきましょう。
簡単に言うと、自然界と人間の両方のストレスを発散するための相撲的な儀式です。

決闘術の設定には、自然界のルールを人間が経済学として体系化したことの、
良い点と悪い点というテーマを用意していた覚えがあります。

それらを考えるうちに科学が現代並みに発展した世界で同じようなテーマを
扱ったらどうなるだろうと考えて生み出されたのが色術関連の設定です。
しかし色術の設定から伊那島町などを考えているうちに、
扱うテーマがまた変わってきています。

とにかく断片的に色々と考えては、また別のことを考えを繰り返しているので、
全体的に纏まりがありません。
ハープフィルと色術の設定は、その中でも割とつながりがはっきりとしている方なので
書きやすかったのですが、最近考えた設定などは全くの破片のようなものなので、
どのように書いていこうか迷っているのが現状です。

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